これから
ジェットスキーを始めたいな~と考えている方
『色々な種類のトレーラーがあって分からない…』
『トレーラーの免許って必要なの…?』
との声が多いので購入のポイントなど分かりやすく説明します。
初心者の方の為のボートトレーラー入門
牽引車について
牽引車とはトレーラーを実際引っ張る車のことです。
牽引に際してはヒッチメンバーの取付が必要になります。
トレーラーの予備検査取得の段階で牽引車の型式が必要となります。
(連結検討書の作成)が、牽引予定車の車種等によっては連結検討書を満たせず牽引不可能と判定される車種ありますので事前に車検証のコピー等で販売店に相談して下さい。
保管場所について
小型・普通トレーラー(白ナンバー)のトレーラーの登録に関しては事前に車庫証明が必要となります。
軽トレーラーの場合もプレート交付後車庫証明は必要です(人口30万以上の自治体の場合)
最大積載量について
最大積載量はトレーラー後方部分に表示してあります。
自動車検査証には最大積載量として明記してあります。
車両重量(空車)+最大積載量=車両総重量
正確な重量はインターチェンジなどにあるトラック計測所などで計測して、過積載にならないよう特に注意して下さい。
過積載になるような装備(用品、テント、テーブル、水など)を積んで運搬しなければならない場合には、さらに大きいサイズのトレーラーを使用して下さい。
過積載は無免許運転となると言われおります。
なので僕は普通・中型を取得していますが自動車教習所に通い学科試験免除の技能教習12時間+卒業試験(約130,000円)で牽引免許を取得しました。
前後のバランスについて
前後の積載バランスはカプラーにかかる垂直静荷重を10kg以上45kg以下に調整して下さい。
ヒッチボールにかかる重量が不適切な場合は連結部の破損(カプラー、ヒッチメンバー、車輌)やトレーラーの蛇行によるコントロール不能等(特に後荷重は蛇行の原因になります。)重大な事故につながってしまいます。
左右のバランスについて
2艇積トレーラーを使用している場合、左右どちらか片側に積載しての走行は非常に危険ですので、ジェットスキー1台を左右どちらかに積載しての走行はオススメ出来ません。
転倒の恐れもありますがすぐにバーストします。
僕も経験がありますが高速道路でバーストは非常に大変です…(激汗)
1艇積でもスペアタイヤの装備をオススメします。
連結検討書について
トレーラーを牽引するには、トレーラー側に牽引車を登録する方法と牽引車を牽引車登録する2種類の方法があり必ずどちらかの登録を行う必要があります。
トレーラー側に牽引車を登録する場合の際に連結検討書が必要になります。また先頭車を変更する際にも必要になります。
車種とトレーラーの大きさによっては牽引できない場合もありますので、必ず販売店で確認してください。
連結検討書とは
トレーラーは単体では、走行出来ないため牽引車の性能で対象となるトレーラーの牽引が可能かどうか検討し、計算式で証明するための書類です。
車を乗換えた場合は、再度連結検討書を作成し先頭車の記載変更が必要になります。
牽引車を登録することにより任意保険で牽引車とトレーラーが1台の車とみなせれ、保険が適用されます。詳しくは各保険会社にお問合せし確認してください。
ボートトレーラーの区分
登録に関する必要書類と諸費用
登録に関する必要書類
トレーラー別諸費用一覧
牽引バックの仕方
トレーラーのバックはどうすればうまくできるようになるのか?
車とトレーラーの大きさや動きに早く慣れることだと思います。
慣れるまで練習するしかないです!!!
(これは正直な感想です…汗 僕は首が痛くなるほど練習しましたw)
>>牽引バックの動画です。
真っ直ぐ後退していたはずなのに徐々にトレーラーが左右どちらかにズレていくなんて事がよくありますよね。
そんな時に真っ直ぐ後退するよう修正する手順にもなります。
どんな場面においても基本的な操作となるため、しっかりと覚えておいてくださいね。
狭い路地で立ち往生してしまったら
基本は広い道を選んで走ってください。
狭い道路や、路地ではガードレールや電柱、看板等に対しては内輪差や荷物のはみ出し等で思わぬ接触事故が発生する可能性があります。
狭い道での右左折はクランクなどでどうしても切り返されなくなったら、無理をせずトレーラーを切り離し、手で切り返した後で連結し直すという方法をとってください。
上り坂や下り坂の場合は無理して切り離さず安全な場所を探してからバックするか、駐車ブレーキを使いながら方向転換をするしかありませんので出来る限り狭い道の侵入は注意してください。
高速道路やフェリーの料金
トレーラーを牽引しているクルマの最高速度は80㎞/h以下のスピードに制限されます。
通行料金は普通車のクルマとトレーラー(一軸タイプ)の組み合わせで中型料金となり1ナンバー車種のクルマとトレーラー(一軸タイプ)の組み合わせでは大型料金となります。
(1ナンバー車種は普通に高速道路に乗っても中型扱いになるため。)
よくある疑問を解決~!
牽引するには免許が必要?
トレーラーを牽引するのは普通自動車及び小型自動車(二輪車を除く)ですから、普通自動車免許証が必要です。
基本的にはトレーラーの総重量(積載重量を含む)が750kg以下であれば、普通自動車免許さえあれば、トレーラの牽引もそのままできます。
今、乗っているクルマで牽引でるの?
ほとんどの車種は大丈夫です。(但し、一部を除く軽自動車、小型トラック、バス等では牽引不可)
幅2.5メートル以下、総重量(積載も含む)750kg以下であれば大丈夫なので、その条件をクリアするクルマであれば大丈夫です。
車種としては、砂地のゲレンデでスタックした場合のことを考えると4WD車が最適ですが、2WDでも十分牽引は可能ですので安心してください。
軽とか普通とか小型とかあるけど…これって何?
軽自動車規格のトレーラー
軽自動車企画は全長3400mm、全幅1480㎜以下
普通車規格のトレーラー
普通車企画は全長4700㎜以上、全幅1700mm以上
小型規格のトレーラー
小型車規格は全長4700mm、全幅1690以下
というようにサイズで区分けされています。
トレーラにも車検があるの?
すべてのトレーラーは道路運送車両法上、クルマとみなされますので、車検をうけてナンバープレートを付けなければ公道を走れません。
軽自動車規格トレーラーの場合は2年毎に車検があり、普通車規格のトレーラーの場合は初回登録時2年車検ですが、次回からは一年毎に車検が必要となります。
トレーラーにも税金や保険が必要?
もちろん必要です。
軽自動車規格と普通自動車規格とでは金額は違いますが、項目としては自賠責保険料、自動車税、重量税がかかります。
「車検登録手続き」って何が必要?
軽自動車規格の場合は住民票または印鑑証明、印鑑(認印)、自賠責保険、譲渡証、予備検査証です。
普通自動車規格の場合は印鑑証明書、委任状、車庫証明、自賠責保険、譲渡証、予備検査証が必要です。
いろいろ種類があるけど選ぶポイントは?
トレーラーを選ぶポイントとしては、まず積載するボートの総重量(本体、ガソリン、オイル、バッテリーを含んだ重量)を確認することが必要です。
その重量がトレーラーの最大積載量を越えていないかをまず確認しましょう。
続いて装備など機能面で、自分の遊びのスタイルに合わせて選んでいけばいいでしょう。
また、トレーラーを選ぶうえで大切なのが走行性能。
これはタイヤの大きさやシャフトの太さ、ショックの有無に左右されますが、走行中の跳ね上がり、コーナリングでの横振れなど、安全面に影響することなので慎重に選びたいところです。
といっても、こればっかりは使ってみなければわからない部分なので、信頼できる販売店で十分説明を受け、慎重に選んでいくことを僕はオススメします。
トレーラー本体価格以外に何が必要で、総額いくら位かかるの?
トレーラーの本体価格以外には登録費用が軽自動車規格で1万4730円、普通車規格で2万5310円かかります。
また、登録を販売店に依頼した場合は別途代行手数料が必要です。(車検のとき)
なお、ヒッチメンバーの価格としては車種により異なりますが、5万~10万くらいを目安に考えておけばいいでしょう。
トレーラーの積載物はどれくらい後ろにはみ出しても良いの?
トレーラー全長の1割までは許容されています。
全長3400mmのトレーラーであれば34cmです。
よく間違えることですが、牽引車全長とトレーラー全長の合計の1割ではありません。
引っ張る車が変わる事によってトレーラー自体の積載範囲が変ることはありません。
幅に関しては車検書に記載の全幅を守ってくださいね。
トレーラーごとジェットスキーの盗難防止をするために ボールマウント用ロックキーと鍵付き カプラーロックピン のご使用をおすすめします。
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こちらから購入できます。
ジェットスキーとトレーラーを盗難防止で連結していてもボールマウントから盗難される事例もたくさんありますので注意してください。
ジェットスキーユーザーのおすすめトレーラー
>>BLAST TRAIL(ブラストトレイル)トレーラーはこちら
まとめ
トレーラーの登録は販売店におまかせして日頃のメンテナンスは自分でしましょう。
海水に浸かったりもするのでメンテナンスをしっかりすれば長持ちもしますし未然に事故も防げます。
スペアタイヤの装備を僕は強くオススメします。
1艇積モデルはカスタムパーツも充実していますので自分仕様でカスタムする楽しさもありますね!
安全に楽しく遊びましょう~☆!